203高地

独りになっても

独りで守っている国とか島とか領土とかが、あるとします。

以前はたくさんの人が住んでいたけれども、次第に少なくなり、

今では数えるほどの極少数になってしまいました。

それも、現実的にはほぼ独りのみが続き、他は本拠地を他に移し、

たまに訪れるのみです。

その独りが守備の意識をなくせば、

そこは直ちに消失してしまうかもしれません。

少なくとも、実質的には無人島になってしまいます。

多くの人が集まる他の地に転じることが、

至極普通のことなのかもしれません。

そうしないことの方が、異質なのかもしれません。

でもきっと、その独りにとっては、

そこを守備するだけの意義があるのでしょう。

その人だけが感じる、孤高の意識たる何ものかが。

 

 

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